これから新築の一戸建てなりマンションなりを買おうという人は、心配しすぎる必要はない。海砂の問題は昭和50年代から明らかにされており、対処も施されている。そして、現在、建設されている鉄筋コンクリートの建物で、塩抜きが不十分な海砂を使うことは、まずあり得ないからだ。現代の鉄筋コンクリート建築は何年もつのか。これには諸説がある。50年〜60年という説が多いが、もっと短いともいわれる。長いほうの説で100年〜150年といったところだ。
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日本で鉄筋コンクリートの住宅ができたのは、一部の実験的な例を除き、大正後期のこと。わずかに70〜80年前のことでしかない。そして、マンションとしての鉄筋コンクリート建築の歴史を調べると、都内数力所に建設された同潤会アパートが黎明期の代表とされている。同潤会アパートは、原宿の表参道沿いに残るクラシカルな建物でご存じの方も多いだろう。都内数力所に建築された同潤会アパートは、建築後60年を経た頃から次々に建て替えられている。