神戸の家は地価の高い都会型住居をイメージしました。とはいえ、モデルハウスとしてはあんまりこぢんまりした家はつくれないということで、「母屋と離れのある暮らし」と題して二世帯で暮らすというイメージでつくりました。離れといっても、建物が離れているわけではなく、家の中で間取りの工夫で親の住居スペースと子ども世帯の住居スペースを分け、「母屋」だけでも一軒の家として成立するように考えました。親の住居スペースを除くと、建坪は24坪。
[参考情報]
東武東上線(みずほ台)の新築一戸建て一覧
決して広くはありません。それでもできる限り広く住んでもらいたいと、玄関を開けると、すぐダイニング&キッチン、その奥にリビングが広がるように考えてみました。この提案は、最後まで一部の人から反対の声がありました。せめてダイニング&キッチンとリビングの位置を逆にしたらどうかとも言われました。けれど、リビングはみんながくつろぐ場所。ダイニングは元気に楽しく絆を強める場所です。くつろぐ場所なのに、外からいきなり人がやってきたら落ち着きません。私だったら、だらっとしている姿を見られるほうが、キッチンを見られるより抵抗があります。なにより子どもが帰ってきたとき、キッチンにいるお母さんが「お帰り」と、すぐ声をかけてあげることができます。キッチンに立てば、リビングのようすもわかります。お母さんは家族の太陽であり司令塔なのです。そう説明して、なかば強引にこの案でモデルハウスをつくってもらうことにしました。結果、大好評。とくに若いお母さんたちから多くの支持をいただきました。神戸の家にはもうひとつ、「1つで2つ、2つで1つ」というキーワードもありました。