森ビルと地域内地主を中心に五七人の組合員で六本木地区再開発組合が発足したのは一九八二年である。一九八七年に超高層ビルを中心としたオフィス・商業ビル四棟と高層マンション五棟からなるアークヒルズが、クラッシクの殿堂であるサントリーホールとともにオープンした。一五〇〇人いた住民のうちアークヒルズに入居できたのは四七人だった。大規模な「必要な場所」の再開発を自治体の住宅公社などがやるには、ノウハウも、人手も、資金もまったく足りないのは明らかだ。
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法律の字づらをかえただけでは、老朽化した住宅・商店地域の再開発は、ほとんど不可能である。だからといって、民間がよいか、といえば、そこにも大きな問題がある。